通常、利息と利子は同じような意味として使われますが、借りた場合に支払うものを利子、貸した場合に受取るものを利息と使い分けることがあります。遅延利息は、利息と名づけられてはいますが実質は損害賠償であることに留意しています。利息は、当事者間の特約によって発生する場合(約定利息)と、法律上の規定に基づいて生じる利息(法定利息)があります。法定利息の利率は法定利率によります。約定利息の利率は制限利息の範囲内で定めることができますが、利息を付す旨が定められているにもかかわらず利率の定めがない場合には法定利率によります。
金利には以下の3つのようなものがあります。
日歩
日歩(ひぶ)とは元金に対しての1日の利息のことです。
単位は、銭(1/100円)、厘(1/10銭)、毛(1/10厘)で表します。
月利
月利(げつり)とは元金に対しての1ヶ月の利息の割合を示したことです。
単位は%で表します。
年利
年利(ねんり)とは元金に対しての1年間の利息の割合を示したことです。
単位は%で表します。
基本的にお借入に掛かる利息の計算方法は以下のようになります。
借入座高×年利÷365日×支払い期日以前利用日数
複数の金融機間でのお借入を1つにまとめること。複数でお借入するよりもトータルの金利や毎月の返済額を抑えることができるため、返済計画の立直し目的で利用されることが多いです。
何ヶ所もの金融業者から借金をしても支払うことができずに新たな業者からの借金を重ねていくうちに、どんどん借金が増えてしまう状態のことをいいます。多重債務状態になると個人での解決は難しく自己破産の状態になることが多いです。
カードローン会社が決めるお借入時の最高金額のことを表します。個人の年収や利用状況に応じて通常は金額が決定します。
返済日を過ぎてお支払いをしたときに、法律上で支払う損害賠償のことです。返済期日を過ぎると余分なお支払いが多くなるため、返済日はできるだけ守るようにしましょう。
運転免許証、パスポート、健康保険証など本人であるかを証明するものです。外国籍の方は、外国人登録証明書で確認します。
CD(キャッシュディスペンサー)
CDとは、現金自動引出機、現金自動貸出機の事です。 銀行で利用する場合、預金の引出で使われます。消費者ローンで利用する場合、借入時の出金に使われます。入出金が両方できるATMと区別されています。
現在は入金機能を持つATMが主流です。
リボルビングとは一定の限度額の中では自由にお借入・ご返済を繰り返して利用できるローンの方式です。与信枠の範囲内の利用であれば借入のたびに契約しなくて済むため、簡単に利用できるメリットがあります。
在籍確認とは、契約書に記載した内容が本当に正しいものかどうかを確かめるもので、同時に返済能力があるかを見極めるための重要な基準になります。
主に、申し込み先の金融機関から自宅の電話や携帯電話、勤務先に電話がかかってきます。
確認の際は、金融機関であると名乗る場合や明かさずに知人を装い個人名でかけてくることがあるようです。
勤務先の確認をすると、契約書の記載内容にある企業に勤めているわけではなく、借り入れをより確実なものにしたいがために、偽りの情報を記載していたということが発覚するケースも少なくありません。もしも、契約書の記載内容に偽りがあったと発覚すると、当然審査は通りませんが、本当のことを書いていればなにも心配することはありません。
勤務先に電話がかかってきたときに、自分が出られず、他の人が「ただいま席をはずしております」などと伝えたとしても、本当に勤務していると判断され、本人にはあらためて、携帯電話などに連絡があります。
しかし、最近ははじめから携帯電話にくることも多々あるようで、会社への在籍確認が気がかりで申し込みをためらっていた方にはありがたい傾向です。また、すべての金融機関が在籍確認を取った上で契約するわけではなく、確認を取らないこともあります。
在籍確認により内容の確認が取れたから審査が通る、確認の連絡が来なかったから審査が通らない、とは言い切れず、あくまで審査基準のうちの1つになります。
中には、在籍確認かと思った電話連絡が審査結果を告げるものだった、ということもあるようです。