キャッシングとカードローンの違い

そもそもキャッシングとカードローンの違いについてよくわからない、という人が多いと思います。

消費者金融においては、明確な違いはあまりないですが、信販系ローンやクレジットカード会社では「カードローン」と「キャッシング」を明確に分けることが多いようです。

カードローン > リボルビング払い、又は分割払い

キャッシング > 翌月一括返済、又はリボルビング払い

※上記は別の金融商品となっています。

カードローン

カードローンはもともと返済を分けて支払うお金の借り方でした。店頭での手続きで支払先に振込まれたり、銀行口座に振込まれるものでしたが近年は自由な使い道ができるフリーローンなどの登場で、お借入の時にカードで引き出すのが主流となったためカードローンと呼ばれるようになりました。銀行カードローンのほか、信販系や消費者金融系などがあります。

キャッシング

キャッシングとは、クレジットカードなどですぐに借りられる小額融資のことで、キャッシュ(現金)を調達といった意味合いがあります。クレジットカードやキャッシュカードなどにはキャッシング機能が付いていることが多く、銀行のATMなどから現金を引き出す形で小口融資が受けられます。返済方法は、リボ払いや翌月一括払いなどが契約によって選択できます。決められた融資限度額までいくらでも借りることが出来るため、返済の途中でさらなる融資を受けた場合、その月の利息は追加融資額の分の利息も上乗せされます。 キャッシングの中には銀行系キャッシングと呼ばれるものもあり、三井住友フィナンシャルグループの一員であるSMBCコンシューマーファイナンスのプロミスのようなSMFGグループ系やモビットのような三菱東京UFJ系といった、銀行グループ会社のローンがあります。

銀行系のキャッシングのメリット

銀行系のキャッシングには銀行が運営しているキャッシングサービスと、銀行とキャッシング会社が提携しているキャッシングサービスがあります。いずれも大手の銀行が運営しているので信用性が高く、銀行のATMでサービスを利用できるという利便性もあります。そして、何より銀行系キャッシングの魅力は、金利が低く設定されていますので、安心して利用できるところにあります。

銀行系キャッシングの中には複数の借り入れをまとめて返済する「おまとめローン」があります。この「おまとめローン」のメリットは、複数のローンを低金利で一つにまとめることで、返済にかかる負担を低減させることができます。

銀行系のキャッシング　デメリット

消費者金融系のキャッシングサービスと比べると、審査が若干厳しく、審査に少し時間がかかる傾向にあるため、急ぎで資金が必要な場合でもすぐに融資できない場合があります。ですが、利便性が良く、長期間の借り入れでも無理なく返済ができるという利点

消費者金融系のキャッシング　メリット

消費者金融系キャッシングとは、消費者金融会社が提供しているキャッシングサービスです。

消費者金融系キャッシングのメリットは、なんといっても審査がスピーディーなところにあります。申し込みをしてからキャッシングサービスまでの時間が短いので、すぐにお金が必要な方には魅力的だといえます。

早い場合ですと、申し込みをした即日に融資可能なサービスを提供しているキャッシング会社も多く、審査が柔軟という利点の他に、提携のコンビニや提携金融機関のATMやCDで入出金ができるサービスもあります。提携ATMの規模はキャッシング会社によって異なっています。

消費者金融系のキャッシング　デメリット

消費者金融系キャッシングは審査が柔軟な分、リスクを承知で融資することになるので、銀行系キャッシングと比較して、金利が高めに設定される傾向があります。また、融資額も最初は低く設定されることがあります。ですが、長期間利用し延滞や不払いのない優良な顧客には、融資枠の増額などを積極的に提供したり、学生向けや主婦向けのキャッシングサービスを提供している金融会社があるなど、手軽に利用できるところが消費者金融系キャッシングの人気といえます。

信販・流通系のキャッシング　メリット

信販・流通系キャッシングとは、信販会社やスーパー、百貨店、専門店などの流通業が提供しているキャッシングサービスです。信販・流通系キャッシングのメリットは、他のキャッシングサービスに比べて活用の幅が広く、ポイントカードと一緒になっているものもあります。

信販・流通系キャッシングにはクレジット機能があります。通常は一枚のカードにショッピング枠とキャッシング枠があり、買い物で使用しているカードで借り入れができます。支払いは通常引き落としになり、コンビニや提携金融機関のATMやCDでも借り入れや返済ができるため、あらゆる使い勝手の良さが信販系の魅力です。他にも、ショッピングにカードを使用するとでポイント還元をするサービスなども充実しています。

信販・流通系のキャッシング　デメリット

審査に関しては、消費者金融系より少し厳しく、多少時間がかかります。金利は銀行系より少し高めに設定され、消費者金融系より少し低めに設定されている傾向があります。低金利で高額融資が可能な信販系キャッシングも増えてきましたが、一般的に審査基準とスピード、金利、融資額ともに消費者金融系と銀行系の中間位置に存在しているサービスといえます。